給湯器がつかない原因と対処方法!マンション・アパートの場合も
2025/01/27
2025/01/27
「給湯器が突然つかない!どうしたらいいの?」
「お湯が出なくて困っている」
このような給湯器トラブルに悩んでいませんか?
給湯器がつかない原因はさまざまで、電源の問題やライフラインの停止、機器の故障などが考えられます。原因を正しく見極めて対応することで、スムーズに解決することが可能です。
この記事では、給湯器がつかないときの原因と対処方法、さらにマンションやアパートでの対応方法や交換の目安について詳しく解説します。
目次
給湯器がつかない場合、いくつかの原因が考えられます。たとえば、リモコンの故障や給湯器本体の故障のほか、災害直後の場合はガスや電気などのライフラインの停止が原因となり、給湯器がつかないこともあります。
解決するためには、原因を見極めて適切な対処を行うことが大切です。
ここでは、給湯器がつかない原因と対処方法を解説します。
給湯器がつかない原因の中でも、まず確認したいのは電源が入っているかどうかです。給湯器本体とリモコンの電源が入っていない原因として、次が挙げられます。
災害や停電の影響で、ブレーカーがオフになる場合があります。特に自然災害後は、一度ブレーカーが落ちていないか確認してください。
オンになっていない場合、ブレーカーを戻すことで給湯器本体とリモコンが、再び動作します。
給湯器本体のコンセントは、通常は外壁やメーターボックス内に設置されています。抜き差しはプラグをねじりながら行う必要があり、簡単にコンセントが抜けないように設計されています。
しかし業者が点検後に差し込み忘れをしてしまったり、あるいはいたずらで抜かれてしまったりすることもあるようです。
給湯器がつかないときは、給湯器本体のコンセントが抜けていないか、確認してみてください。
電源は入っているものの、お湯がでないときは次の原因が考えられます。
給湯器でお湯を沸かすには、水、ガス、電気の全てが供給されていることが必要です。どれかが不足していると、お湯をつくることはできません。
災害直後でライフラインの供給が十分でない場合は、復旧してから再度、お湯を出してみてください。また、支払い忘れなどで、ガスや水道、電気の供給が止められている可能性もあります。その際は速やかに支払いを済ませ、ライフラインを復活させましょう。
落雷などで過剰電流が発生した場合、給湯器本体の安全装置が働き、お湯が出なくなることがあります。その場合、リモコンにエラーコードが表示されるので、すぐに気づくでしょう。
安全装置の作動を確認したら、すぐに給湯器本体のコンセントを抜き、30秒ほど待ってから再び入れ直してみてください。念の為、給湯器のリモコンも、一度電源をオフにしてから付け直してみましょう。
給湯器本体の電源が入っていてもお湯が出ない場合、水道側に問題があるのかもしれません。
水道の配管に詰まりが生じていたり、破損したりなどが原因となり、お湯が吐水されていないことも考えられます。
蛇口のフィルターや先端などの詰まりを確認し、必要であれば掃除をした後で、もう一度吐水してみてください。それでも直らない場合は、蛇口の配管が破損している可能性があるため、専門の業者に点検・修理を依頼してください。
給湯器本体もリモコンも電源は入っているのに、リモコンの液晶パネルが表示されない場合、次の原因が考えられます。
リモコンの液晶パネルが消えている原因の1つとして、リモコンが節電モードになっていることが考えられます。
節電モードとは、電力消費を抑えるためにリモコンのバックライトや表示を一時的にオフにする設定のことです。節電モードが有効になっている場合、ボタンを押して操作を行うと表示が復活することが大半です。
取扱説明書を確認し、節電モードの解除方法を試してみてください。
リモコンの液晶パネルが表示されないもう一つの原因は、配線や基板の故障です。
リモコン本体と給湯器本体をつなぐ配線が劣化している場合や、リモコン内部の基板に不具合が発生している場合、表示が途絶えることがあります。
基板や配線の不具合は自己修理が難しいため、専門の修理業者に連絡して点検を依頼してください。
給湯器リモコンが電池で動作するタイプの場合、電池切れが原因で液晶パネルが表示されないことがあります。
この場合、リモコンを開けて電池を新しいものに交換することで再び液晶が表示されます。交換後も表示が戻らない場合、電池の接触不良や別の要因が考えられます。
リモコンの操作がきかない場合、次の原因が考えられます。
給湯器リモコンには、安全のためにロック機能が備わっている場合があります。これが有効になっていると、ボタン操作はできなくなります。
小さな子どもが誤操作するのを防ぐための設定ですが、大人が気づかないうちにロックしてしまうことも少なくありません。
解除方法は給湯器のメーカーごとに異なるため、取扱説明書で確認してください。
リモコンの時刻が設定されていない場合、操作が制限される場合があります。
リモコンの時刻は停電の直後や電源のオンオフを繰り返した後にリセットされることもあるため、リモコンの操作ができないときは時刻の設定状態を確認してみてください。
未設定だった場合はリモコンの「時計設定」ボタンや「メニューボタン」から、設定してください。
給湯器を使用中、勝手に電源が落ちてしまう場合、給湯器本体やリモコンの配線や基板に不具合が生じていると考えられます。
配線や基盤の劣化は経年によるものや、衝撃などが原因です。素人では修理ができないため、専門業者に相談し、修理・交換を依頼したほうが良いでしょう。
給湯器の寿命は一般的に10〜15年程度とされています。
古い給湯器は経年劣化により、部品の損傷や性能低下が起きやすく、故障の頻度も高くなります。とくにお湯が出ない、異音や異臭がする、電源が勝手に落ちるなどのトラブルが頻発する場合は、交換を検討することをおすすめします。
また、古い給湯器は省エネ性能が低いため、新しいエコジョーズやエコキュートなどの高効率モデルに交換すれば、光熱費の削減にもつながります。
安心して使える給湯環境を整えるためにも、定期的に点検を行い、適切なタイミングで交換を進めてください。
アパートやマンションで給湯器がつかない場合、リモコンの電源の確認やブレーカーの状態、ガスの供給の有無など、部屋周りで確認できることだけをチェックしてみてください。
それ以上の確認は、大家や管理会社に任せたほうが安心です。集合住宅の給湯器は基本的にオーナーの持ち物なので、設備そのものにむやみに触れてしまうと、トラブルが生じる可能性もあります。
給湯器がつかない原因は、電源の問題やライフラインの供給停止、機器自体の故障など多岐にわたります。
まずは、リモコンや給湯器本体の状態を確認し、原因を特定することが大切です。マンションやアパートの場合は、管理会社や大家さんに相談し、安全に対応しましょう。
また、古い給湯器は交換を検討することで、省エネ性能が向上し光熱費の削減にもつながります。この記事を参考にして、給湯器トラブルをスムーズに解決するのに役立ててください。
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