
ノーリツ給湯器のエラーコードの意味とは?リセット方法や交換時期
2025/02/02
2025/02/02
「給湯器に突然『888』や『920』といったエラーコードが出た…」
「リセットしてもすぐエラーが出るのはなぜ?」
給湯器のエラーコードは、不具合や点検の時期が訪れたことを示すサインです。エラーコードの意味を理解し正しく対処することで、安心して給湯器を使用できます。
この記事ではノーリツ給湯器のエラーコードの意味やリセット方法、交換時期の見極め方を解説します。ノーリツの給湯器をご使用中で、エラーコードのリセット方法に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
目次
ノーリツ給湯器で頻出するエラーコードは、次の4つです。
それぞれのエラーコードが示す内容を、見ていきましょう。
エラーコード「888」は、「法定点検」や「あんしん点検」を行う時期が来たことを示すコードです。「88」で表示されることもあります。
ノーリツの給湯器は、設置から約10年で点検を行うことを推奨しています。そのため設置から10年、もしくは10年に該当するほどの使用回数を経過すると、エラーコード「888」が表示されます。
故障を示すエラーコードでないため、無視をしても給湯器の使用は可能です。しかし安全に使用を続けるためにも、点検の実施をおすすめします。
エラーコード「902」は、燃焼の異常を示すエラーコードです。給湯器の排気部分がゴミや植物、家財などで塞がれているときに発生しやすくなります。
902のエラーコードが表示されたら、給湯器の排気部分の状態を確認してください。エラーコードを無視して給湯器の使用を続けると、火災事故に発展する危険性もあります。
エラーコード「920」は、給湯器内部の中和器の寿命を示しています。放置しておくとエラーコードが「930」に変化し、給湯器を使用できなくなります。そのため「920」の表示が現れたら早めに中和器の交換をしたほうが安心です。
エラーコード「102」は、燃焼の不具合が発生した際に表示されます。ガス供給が適切に行われていなかったり、給排気通路や熱交換器のフィンの詰まりが生じていたりすることが、原因と考えられます。
継続して使用すると危険なため、「102」が表示されたら早めに給湯器の修理・交換をご検討ください。
ノーリツ給湯器にエラーコード888(88)が表示された場合、運転ボタンを5回押すと表示が消えます。
別のエラーコードが表示された場合、必要な処置を行わないと表示は消えません。一時的に表示を消したい場合は、次の手順で給湯器の一時的なリセットを行ってください。
まず給湯器の運転をすべて停止します。お風呂や台所でお湯を使用している場合は、中止してください。
次にリモコンの電源を「切」にしてください。リモコンの「電源」もしくは「運転」と書かれたボタンを押すことで、リモコンの電源をオフにできます。
数秒待った後、再びリモコンの電源を「入」にします。表示された給湯器が再起動し、画面に表示されていたエラーコードがクリアされているか、確認します。エラーが解消されていれば運転が再開できます。
エラーが消えていない場合、給湯器の電源プラグを抜いてリセットしてみてください。ただし、雨の日やガス臭がする場合は感電のリスクが高まるため、電源プラグの抜き差しは避けてください。
給湯器のエラーコードは一時的な不具合が生じて、表示されることもあります。そのため再起動すれば表示が消え、そのまま問題なく使用できるケースも少なくありません。
しかしエラーコードが頻繁に表示される場合、給湯器が寿命を迎えている可能性があります。エラーコードが頻繁に表示されるようになったら、給湯器の交換を検討してみてください。
ノーリツ給湯器の一般的な寿命は10〜15年です。この期間を過ぎると部品が劣化しトラブルが増える可能性が高まります。
寿命を過ぎた給湯器は修理しても再度トラブルが発生することが多いため、新しい給湯器への交換がおすすめです。壊れた部分を繰り返し修理して使い続けるよりも、新調したほうが、長期的には経済的といえます。
ノーリツ給湯器を交換する際の費用は、機種や設置環境によって異なりますが、一般的な相場は8万〜20万円です。
シンプルなタイプの給湯器であれば10万円以下で交換できることもあります。しかし高性能な「エコジョーズ」などの機種を選ぶ場合は、15万〜20万円ほどかかるため、自宅のお湯の使用状況や家族の人数、予算などに合わせて製品を選択することが大切です。
ノーリツ給湯器の交換にかかる工期は、通常半日程度です。
交換作業自体は数時間で終わることが大半ですが、設置場所や配管の状態によっては工期が長引く場合もあります。たとえば設置スペースが狭い場所や特殊な取り付け方が必要なケースでは、時間がかかることも少なくありません。
ノーリツ給湯器のエラーコードは、早めの対処が必要なサインです。エラーの原因を理解し、適切な対処を行うことで、給湯器を安全に使用できます。
設置から10年以上経過していて不具合がみられる場合は、一時的に修理をしても、同じく経年劣化を起こしている別の部品が原因で、またすぐに修理が必要になってしまう・・ということもよく起こります。
繰り返しエラーが表示される場合は、本格的に使えなくなってしまう前に、早めの交換を検討することをおすすめします。
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