一軒家のシロアリ駆除・予防費用の相場!費用が高くなる理由や業者の選び方
2024/11/08
2024/11/08
一軒家に住んでいると、シロアリの侵入が気になる方も多いのではないでしょうか。シロアリは木材を食害し、家の耐久性を大きく損なう原因となります
しかしシロアリ駆除や予防の費用はどの程度かかるのか、どこに頼めば良いのか、補助金は利用できるのかなど、疑問に思うことも多いでしょう。
この記事では、30坪、40坪、50坪の一軒家におけるシロアリ駆除・予防の費用相場や、費用が高くなる理由、依頼先の選び方などを詳しく解説していきます。また、シロアリ対策で利用できる補助金制度や、自分でできる予防方法についても触れています。
これからシロアリ対策を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
シロアリ駆除や予防の費用は、家の広さやシロアリの被害状況によって異なります。以下は、30坪、40坪、50坪の一軒家を例に、駆除と予防の費用相場を見ていきましょう。
一軒家のシロアリ駆除・予防の費用相場 | |
30坪 | 13万円〜24万円前後 |
40坪 | 17万円〜40万円前後 |
50坪 | 20万円〜50万円前後 |
シロアリ対策の費用は、対策よりも予防のほうがやや安価な傾向にあります。シロアリ対策の費用負担を軽減したい方は、シロアリが未発生の時点でプロにシロアリ「予防」を依頼し、駆除に対する高額な費用が発生しないよう対策を講じておくと良いかもしれません。
シロアリ駆除や予防に関する補助金は、残念ながら用意されていません。しかし、シロアリ駆除にかかった費用は、確定申告時に雑損控除が適用されるため、所得税の還付を受けることが可能です。
また、火災保険に自然災害による浸水被害が含まれている場合、浸水が原因でシロアリが発生した家には保険が適用されることがあります。条件は契約内容や保険会社によって異なるため、確認してみてください。
シロアリ駆除や予防の費用は、さまざまな要因によって高くなることがあります。ここではシロアリ駆除や予防費用が高くなる主な理由を、いくつかご紹介します。
シロアリ駆除や予防には、バリア工法やベイト工法などがあります。薬剤を散布し即効性のあるバリア工法は、ベイト工法よりも安価です。しかしベイト工法に比べて人体への影響が懸念されます。また、バリア工法は家の構造によっては、床下に穴をあけなくてはなりません。
さらに工法によって作業時間や使用する薬剤の量が異なり、それらも費用に反映されます。
使用する薬剤によっても費用は変動します。より効果の高い薬剤や、環境に優しい薬剤を使用する場合、通常の薬剤よりも費用が高くなるケースも考えられます。
家に点検口が設置されていない場合、床下の確認や作業が難しくなるため、追加の作業費用がかかることがあります。点検口を新たに設ける場合は、その工事費用も発生します。
シロアリの被害が深刻な場合、木材の交換が必要です。被害部分の木材を交換する費用が発生すると、駆除費用が大幅に増えることがあります。
シロアリにはさまざまな種類があり、種類によっては対策が難しくなることも。特に外来種のシロアリや、強い繁殖力を持つシロアリが発見された場合、費用が高くなる傾向にあります。
シロアリ対策にかかる費用を抑えるためには、定期的な点検を受けることが大切です。
シロアリの被害が広がる前に定期的に点検を受けて早めの対策を行うことで、シロアリ対策による高額な費用の発生を防げます。
また、大手の業者よりも中小規模の業者の方が、費用が安い場合があります。規模が大きな業者でなくても実績や知識があれば、安心して任せることが可能です。インターネットや口コミなどで、依頼する業者の信頼性を確認してみてください。
さらに見積もり依頼は一社だけでなく、複数の業者に作成してもらうことも、シロアリ駆除・予防費用を削減する上で大切です。相見積もりを取ることで適正な価格を把握することができ、費用とサービス内容のバランスに納得のいく業者を選定できます。
シロアリ駆除や予防の業者を選ぶ際には、以下のポイントに注意して選びましょう。
駆除後も定期的な点検を行ってくれる業者であれば、シロアリの再発を防ぐことができます。長期的に家を守るためには、アフターケアが充実している業者を選ぶことが大切です。
見積もりの段階でどのような作業が行われるのか、詳細な説明の有無も、シロアリ駆除・予防業者を選ぶ上で無視できないポイントです。使用する薬剤の安全性についてもしっかり確認し、納得した上で依頼してください。
シロアリ駆除の実績が豊富な業者は、経験を基にした的確な対策を行ってくれる可能性が高いといえます。口コミや評判をチェックし、信頼できると判断した業者に依頼しましょう。
シロアリ駆除や予防が必要ない家は、コンクリート基礎がしっかりしている、または木材の使用がほとんどない構造の住宅です。
特に鉄筋コンクリート造(RC造)や軽量鉄骨造の家では、シロアリの被害を受けにくいため、予防対策が不要な場合もあります。
ただし、木材が部分的に使われている場合や、湿気が多い環境ではシロアリのリスクがあるため、注意が必要です。
シロアリ駆除・予防を自分で行うことも可能です。市販のシロアリ駆除剤や予防剤を使用して、被害箇所に噴霧したり、薬剤を木材に塗布したりとなどの方法があります。
ただしDIYの場合は効果が限定的で、プロが使用する強力な薬剤ほどの持続性や殺虫力は期待できない場合もあります。
また素人ではシロアリの被害箇所を見つけにくく、適切な場所に対策を講じることが難しいかもしれません。見当違いな場所にシロアリ対策を施してもシロアリの被害は収まらず、薬剤による健康や環境への悪影響だけが残ってしまう可能性もあります。
加えてシロアリの駆除・予防作業は暗くて狭い床下に寝そべりながら行うことも多く、体や精神的な負担も大きい作業です。
不安な方は自分で対処しようとせず、プロに点検・駆除を依頼したほうが安心です。
シロアリの被害は早期発見・対策が鍵です。見過ごすと家の構造に深刻な影響を及ぼし、修復に高額な費用がかかることもあります。
定期的な点検や予防対策を行うことが、大切な家に長く住み続けるために必要となります。
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