【東京都】エコキュートの導入で活用できる補助金制度とは?注意点もご紹介
2024/08/06
2024/08/06
エコキュートを導入するとなれば、数十万円ほどの資金が必要です。そのため、なるべく費用を抑えて導入をしたいと考える方も多くいると思います。
エコキュートを導入する際は、補助金制度を活用するのがおすすめです。東京都には、エコキュートの購入・設置工事費用に対する補助金制度が用意されています。
この記事では、エコキュートの導入で申請できる東京都の補助金制度をご紹介します。
東京都内にお住まいの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
東京都民がエコキュートの導入に活用できる補助金制度は、主に以下の3つです。
それぞれの内容を解説します。
「令和5年度熱と電気の有効利用促進事業」とは、災害に強く、断熱・太陽光によって健康を維持できる住宅の普及を、促進している事業です。
補助金制度も用意されており、エコキュート導入で申請できる補助金の条件や補助額、申請期間は以下の通りです。
おひさまエコキュートとは、太陽光発電パネルと連動して、昼間に沸き上げを行うタイプのエコキュートのことをいいます。
すでに太陽光発電パネルが設置してある家であれば、おひさまエコキュートのみを導入すればOKです。そうでない家庭は、太陽光発電パネルの設置も必要になります。
太陽光発電パネルの設置にも、補助金を活用できます。補助金額は1kWあたり12万円(上限36万円)で、3.6kW超の太陽光パネルの場合、1kWあたり10万円の補助金を受け取れます。
東京ゼロエミポイントは、さまざまな省エネ家電に対して支給される、東京都独自の補助金制度です。エコキュートも、補助金支給の対象となります。
条件や概要は以下のとおりです。
東京ゼロエミポイントで得られる金額は、「令和5年度熱と電気の有効利用促進事業」よりも少なめです。また同事業と併用はできないため注意してください。
上記2つの制度のほかに、東京都内の各自治体でもエコキュート導入の支援制度を設けています。
条件や補助額は、市町村区ごとに異なるため、購入前に住まいの自治体の補助金制度を確認してください。
たとえば新宿区では、エコキュート導入にあたって10万円の補助金が支給されます。
令和6年度 新宿区省エネルギー及び創エネルギー機器等補助制度のご案内(個人住宅・集合住宅・事業所)
練馬区は最大2万5,000円、目黒区では最大5万円の補助金制度が用意されています。
練馬区カーボンニュートラル化設備設置等補助制度について – 東京
住宅用再生可能エネルギー及び省エネルギー設備設置費の一部を助成します | 目黒区
これら自治体の補助金制度は、東京都の事業と併用可能な場合が大半です。自治体でエコキュート設置の補助金制度が設けられている場合は、東京都の事業と合わせて、積極的に活用してみてください。
ここまでご紹介した東京都民が活用できる補助金制度は、国が支援する「給湯省エネ事業2024」と併用が可能です。
給湯省エネ事業2024の補助額は、基本的には8万円です。ただし以下の条件を満たせば、補助額が加算されます。
要件(それぞれすべて満たすことが条件) | 補助額の加算額 | |
・インターネットに接続可能 ・天気予報・日射量に連動して昼間に沸き上げをシフトする機能を備えている | +2万円/台 | 両方を満たした場合は +5万円/台 |
・補助要件下限の機種より、5%以上CO2排出量が少ない ・以下のどちらか(A.B)に該当 A:2025年度の目標基準値に+0.2以上の性能値を持つ B:おひさまエコキュート | +4万円/台 |
さらに、エコキュートの設置にあたって電気温水器を撤去する場合は5万円/台、電気蓄熱暖房機を撤去する場合は10万円/台の補助金が加算されます。
最大で23万円の補助金を受け取ることができるため、ぜひ、東京都や自治体の補助金と組み合わせて活用してみてください。
東京都でエコキュートの補助金を申請する際は、以下のことに注意が必要です。
補助金の申請には、申請期間が定められています。申請期間を超過してしまうと補助金を受け取れないため注意が必要です。
また、申請期間前でも応募額が制度の予算上限に達した場合は、申請受付を終了します。購入前に、必ず公式サイトで応募状況をチェックしてください。
補助金の申請のタイミングは、エコキュートの設置前や設置後、購入前など、制度によって異なります。そのためこちらも事前に確認が必要です。
設置する会社によっては、購入前にアドバイスをくれるところもあります。
エコキュートの補助金制度を正しく活用するためにも、補助金に詳しい専門業者を選ぶことも大切です。
東京都には、エコキュートの導入費用をサポートする制度が用意されています。エコキュートは決して安くはない住宅設備です。制度を賢く活用して費用を抑えて導入してください。
また、エコキュートの補助金制度は、エコキュートを販売・設置する会社によって知識や情報量が異なります。そのため、導入時に補助金の申請経験や知識が豊富な会社を選ぶことが大切です。
サイトを確認し導入実績や申請実績などの有無を調べた上で、依頼を検討してみてください。
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