エアコンの寿命は10年前後!買い替えの費用相場や安く購入する方法・故障のサインなど
2024/08/15
2024/08/15
「エアコンの調子が悪いけど寿命かもしれない」
「買い替えにはどれくらいの費用がかかるの?」
エアコンの調子が悪くなると、こんなふうに考える方も多いと思います。
長い期間使用し続けたエアコンに不具合が発生したら、買い替えを検討する時期です。しかし、エアコンの買い替えにはまとまった費用が必要になるため、なるべく安く買い替えたいものですよね。
そこでこの記事では、エアコンの買い替え費用の相場や、安く購入する方法をご紹介します。買い替え時期の目安や故障のサインについても解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
エアコンの寿命は10年前後とされています。
使用頻度や住まいの環境によって寿命の長さが異なることもありますが、コンプレッサーやファンモーターなどの主要な部品は、使い続けることで性能が低下していきます。これらの寿命を伸ばすには定期的なメンテナンスを行うことが大切ですが、それでも完全に劣化を防ぐことはできません。
また、メーカーには部品の最低保有期間が定められており、10年経過すると交換部品がなくなることもあります。そうなると故障しても部品の調達に時間がかかったり、最悪、直すことができなかったりすることも考えられます。修理ができたとしても、10年以上使用しているエアコンは他の部分に再び不具合が生じることも少なくありません。
そのため、使用から10年を経過したエアコンは修理を繰り返して使うよりも、買い替えを検討するのがおすすめです。
エアコンの買い替え費用相場は、エアコン本体の費用と取り付け費用によって異なります。
エアコン本体の費用相場は、機能や対応畳数によって差がありますが、一般的には6〜20万円ほどです。また、エアコンの取り付け費用の相場は1〜3万円前後です。
取り付け費用はエアコンの種類や取り付け場所、取り付け部品の劣化具合などによって差が出ます。例えば、室外機を屋根の上や外壁に設置する場合、高所作業が必要になるため、相場価格よりさらに高くなることもあります。
エアコンを安く買い換える方法は、以下の4つです。
それぞれの内容を解説します。
エアコンを安く購入するためには、エアコンが安くなる時期を狙うことがポイントです。
3〜4月は各家電メーカーが製品をモデルチェンジする時期です。新製品を販売するにあたって古いエアコンの在庫を減らすために、型落ちのエアコンが安くなる傾向にあります。
また、新生活準備が始まる2〜3月も「一人暮らし応援セール」として、家電のまとめ買いがお得になる時期です。他の家電と一緒にエアコンを購入すると総額は高額になりますが、エアコン単体の価格は、セール外の時期に購入するより安くなる可能性があります。
加えて12月末や3月、9月の決算時期もエアコンが安くなりやすい時期です。お店のアプリやメール、SNSなどでセールの告知がされるので、時期が近づいたらなるべく細めにチェックしてみてください。
リサイクルショップやアウトレットショップでは、店頭使用品や初期不良で返品となった訳あり品を販売していることがあります。物によっては新品同様でありながら、新品の1/3ほどの価格で販売されていることも少なくありません。
ただし、基本的にきれいに洗浄されているものの、取りきれない他人の家のにおいや汚れが残されているケースもあります。また、元の持ち主の使用頻度がわからないため、購入後すぐに壊れるリスクもゼロではありません。また、メーカーの保証が切れていれば、壊れた際の修理費用は自費になります。
中古のエアコンは初期費用は安価ですが、安心して使用できないリスクや、修理費用が高額になる可能性があることなども踏まえることが大切です。
本体価格だけでなく、取り付け費用の追加がない業者を選ぶことも、エアコンを安く設置する上で外せないポイントです。
エアコンの取り付け費用の相場は1〜3万円前後ですが、設置する状況によって金額は上下します。そのため見積もりを作成したものの、いざ現場を確認したら費用が追加になった、というケースは少なくありません。また、見積もりを相場より極端に安く作成し、工事当日に相場よりも高額な費用を追加する業者も、残念ながら存在します。
エアコンの取り付けを依頼する業者は、安いだけでなく、取り付け工事で追加費用が発生しない業者を選ぶのがおすすめです。あらかじめ必要な費用がわかっていると、予算の計算もしやすく、安心して工事を依頼できます。
エアコンの設置は、補助金を活用できるケースもあります。
たとえば、他のリフォームと兼用するのであれば、「子育てエコホーム支援事業」などを利用できます。この補助金制度はエアコン設置単体での申請はできませんが、窓やドア、壁や天井などの断熱リフォームか、省エネ効果の高い設備の取り付けを同時に行う場合は、活用が可能です。
また、都道府県が行う補助金制度もあります。例えば、東京都では規定以上の省エネ効果を持つエアコンを購入した場合、最大2万3,000円分のポイントが付与されます。
ただし、これらの補助金は予算上限に達した時点で終了することもあるので、エアコンの購入を決めたら早めに申請することが大切です。
エアコンの買い替え時期のサインとは、次の通りです。
それぞれの内容を解説します。
異音や異臭がする場合、「カラカラ」「ギシギシ」といった異音がしたら、送風ファンやコンプレッサーなどの内部機器が故障している可能性があります。カビや焦げ臭いにおいがする場合も、買い替えのサインですので、早めの点検をおすすめします。
なかなか部屋が涼しくならない、温まらないといった場合は、エアコン内部の機器の摩耗が進んでいることが考えられます。光熱費も高くなってしまうため、買い替えを検討しましょう。
エアコンの水漏れは水漏れ箇所によって原因が異なります。しかし大半はドレンホース(排水ホース)の詰まりが原因です。ドレンホースが詰まっておらず水漏れが発生している場合は、エアコン内部の機器が故障しているサインと言えます。
10年近く使用して、ドレンホースの詰まり以外が原因となり水漏れが発生しているエアコンは、交換時期です。
冷たい風や暖かい風が出てこない場合、コンプレッサーなど温度調整に関わる部品が故障しているのかもしれません。
部品交換をすることで、問題が解消できる可能性があります。
漏電ブレーカーが落ちる場合、使用するたびにブレーカーが落ちる場合は、内部の配線に不具合が生じている可能性があります。そのままエアコンを使い続けると火災事故に繋がるリスクもあるため、使用を中止して、すぐに専門の会社に修理を依頼してください。
エアコンに不具合が生じたとしても、故障ではなく別の原因が隠されていることもあります。エアコンを買い替える前に、次のことをチェックしてみてください。
エアコンがつかなかったり、操作ができなかったりした場合、エアコン本体ではなくリモコンが故障している可能性もあります。エアコン本体を操作して電源を入れたり操作できたりするようであれば、リモコンの故障を疑ってみてください。
リモコンが故障しているだけなら、5,000円〜1万円ほどで交換が可能です。
リモコンが効かない理由として、エアコン本体とリモコンの間に障害物があることも考えられます。背の高い家具や、カーテンなどがエアコンとリモコンのセンサーの障害物となっていないか、チェックしてみてください。
加えて、室外機周りの環境も確認が必要です。雑草や園芸品などが障害物となり室外機が空気の吸排出をうまくできず、エアコンが機能していない可能性もあります。
これまでのエアコンのお手入れの頻度も、エアコンの寿命を判断するための要素です。
異音、異臭、水漏れなどは、寿命ではなく単なるお手入れ不足が原因となることもあります。フィルターやファン、フィンなどの汚れ具合やドレンホースの詰まりなどを確認し、必要であればプロのクリーニングを依頼することも検討してみてください。
ブレーカーが落ちてしまう原因は、エアコンの故障ではなく、消費電力が契約アンペア数を上回っていることも考えられます。
一度、エアコンのみを起動させてブレーカーが落ちないかチェックしてみてください。
エアコンを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスや掃除が重要です。
エアコンのフィルターが汚れているとエアコンの効率が低下し、電気代が増加するだけでなく、エアコン自体の負担も大きくなります。そのため、月に一度は掃除したほうが安心です。エアコン内部の清掃は自分で行うのは難しいため、年に1度程度の頻度で、プロのクリーニングを依頼するのがおすすめです。内部のカビや汚れを除去することでエアコンの負荷を軽減できます。
さらに、エアコンの寿命を伸ばすためには、必要以上に稼働させすぎないことも大切です。エアコンを常にフル稼働させるのではなく、適度に休ませるようにしてください。
室内機や室外機を設置する場所もエアコンの寿命に関わる部です。強い日光が直接当たる場所に設置すると、エアコンの温度調整機能に負担がかかり、劣化が早まる原因となります。できるだけ日陰になる場所や、日除けを設置することで、エアコンの寿命を延ばすことができます。
定期的なメンテナンスと適切な使用方法を心がけることで、エアコンを長持ちさせ、快適な室内環境を維持しましょう。
エアコンの寿命が近づいたら、買い替えを検討することが大切です。エアコンの寿命は一般的に10年前後とされていますが、使用頻度や住まいの環境によって異なります。
買い替えの費用相場や安く購入する方法を知り、適切なタイミングで買い替えを検討しましょう。また、エアコンの買い替え時期のサインを見逃さず、安心して快適な生活を送るために、エアコンの状態を定期的にチェックすることが大切です。
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