エアコン掃除の頻度は?パーツや設置場所ごとに目安を解説!
2024/05/29
2024/05/29
暑い日が増えた近年では、エアコンなしでは到底夏を乗り切ることができません。
また、冬の暖房も高機能のものが増え、一年中エアコンを活用しているという方も増えています。
そんな便利なエアコンですが、どのくらいの頻度で掃除したら良いのでしょうか?
お掃除をサボると、カビが発生して、イヤなニオイがしてしまうことも。
カビを吸い込めば、健康被害をもたらすリスクも高まってしまいます。
エアコンの性能を最大限に発揮させ、クリーンな状態で長く使い続けるためには、定期的なお手入れ・掃除が不可欠です。
この記事では、エアコン掃除の頻度の目安やエアコンが汚れやすい環境、パーツごとの掃除頻度について解説いたします。
目次
エアコンの掃除頻度は、メーカーや機種によって異なりますが、一般的には月に2回(2週間に1回)の掃除が推奨されています。
最近では、自動おそうじ機能付きのエアコンも増え人気がありますが、自動で掃除できる範囲は製品によって異なります。
スタンダードモデルの場合は「フィルター」の自動掃除機能、ハイグレードタイプだと「フィルター」「熱交換器」の自動洗浄機能がついたものも。
ハイグレードモデルのエアコンなら、半年に1度のお手入れでも十分ですが、スタンダードモデルなら、もう少しこまめにお手入れすることで、汚れを防ぐことができます。
まずは取扱説明書を読んで、現在お使いのエアコンのお掃除機能の有無を確認し、推奨されている掃除頻度を確認してみると良いかもしれません。
ただし、エアコンの設置場所や使用環境によっては、内部に汚れが溜まりやすい場合があるため、汚れ具合に応じて臨機応変に対応してください。
より頻繁にお掃除した方が良い例については、このあと詳しく解説いたします。
エアコンは部屋の空気を吸い込み、冷却したのち、吹き出し口から風邪を吹き出す仕組みです。
そのため、部屋の空気が汚れていると、エアコン内部も汚れやすくなります。
また、吹き出し口から出てくる風に、アレルゲンやカビが含まれている場合、健康被害につながってしまう可能性もあるでしょう。
掃除頻度の目安よりも、頻繁にエアコン掃除をした方が良い場合の例を4つご紹介します。
犬や猫、鳥などの動物を飼っているご家庭では、ペットの毛や羽根が空気中に飛び散りやすいため、エアコンのフィルターも汚れやすい傾向があります。
ペットの毛や羽根は軽くて細かいため、空気と一緒に吸い込まれ、フィルターや熱交換器に付着してしまいます。
数年間放置していると、目詰まりしてしまい風量が落ちてしまうことも。
さらに、毛がついたエアコン内部は乾きにくく、カビも発生しやすくなります。
ペットの健康のためにも、週に1回フィルター掃除をして、細かい毛や羽根を取り除くようにしてください。
タバコの煙には、ヤニ(タール)が含まれています。
ヤニはベタベタしているため、付着すると取れにくく、ホコリや汚れを付着させる原因にもなるのです。
フィルターや吸い込み口など、エアコン内部にヤニが付着すると、エアコンの性能が低下するだけでなく、エアコンから嫌なニオイがするようになってしまいます。
部屋の中でタバコを吸う方は、エアコンのフィルターや内部を最低でも週1回は掃除するのがおすすめです。
キッチンの近くにエアコンが設置されている場合、調理中にでる煙や蒸気に含まれる油分がエアコン内部に溜まりやくすなります。
換気扇の汚れをイメージするとわかりやすいかもしれませんね。
油分がついた内部はホコリなどの汚れがつきやすくなります。
オープンキッチンの間取りなど、リビング近くにキッチンがある場合などは要注意です。
少なくとも月に2回、油汚れがひどい場合は週1回、フィルターや吸い込み口のお手入れをしてみてください。
喘息やアレルギーを持っている方がいるご家庭では、こまめにエアコン掃除を行うことが推奨されています。
エアコン内部に汚れが溜まっていると、カビやダニが発生しやすく、エアコンの風とともに、アレルゲンになりやすいダニやカビの胞子が部屋中に撒き散らされるリスクが高まります。
こまめにフィルターや吸い込み口を掃除し、エアコン内部を綺麗なまま保つことが重要です。
また、ルーバーなどに小さな点々がついていないか確認してみるのも良いかもしれません。
小さな黒い点々は、カビの初期症状です。
内部にカビが発生していたり、ドレンパンにカビが発生していると、ルーバーに点々が出やすくなります。
小さなサインを見逃さず、定期的にお掃除することで、エアコン内部も比較的綺麗なまま保つことができます。
エアコンの効果を最大限に引き出し、快適な室内環境を保つためには、各パーツごとに適切な頻度で掃除を行うことが重要です。
以下では、主要パーツごとの掃除の頻度目安について解説します。
フィルター掃除機能のついていないエアコンなら、2週に1回の頻度でフィルターを掃除してください。
フィルターが詰まると、エアコンの効率が低下し、電気代が増加してしまいます。
そのため、フィルターを綺麗な状態にすることで、省エネ効果も期待できます。
1. エアコンの電源を切り、フィルターを取り外します。
2. フィルターを掃除機で吸い取るか、水洗いします。掃除機で吸い取る際には、フィルターの下に新聞紙を敷くと周りが汚れにくくなります。水洗いする際は、古歯ブラシなどで軽く擦ると汚れが落ちやすくなります。
3. フィルターを元の位置に戻します。水洗いした場合は、完全に乾かしてから戻してください。
自動清掃モードなど、フィルター掃除機能があるエアコンの場合は、取り扱い説明書を読んで、掃除方法を確認してからお手入れしてください。
室内機のカバーや吹き出し口、ルーバーにも汚れは付着します。
放置するとカビの原因になることもあるため、定期的に掃除するのがオススメです。
1. エアコンの電源を切り、電源プラグを抜きます。
2. 柔らかい布や乾いたタオルでカバーや吹き出し口のホコリを拭き取ります。汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めた水で拭き掃除を行い、その後乾いた布で拭き取ります。
外に設置されている室外機は、気づかないうちに落ち葉などのゴミが付着していたり、蜂の巣や蜘蛛の巣などができてしまっていることもあります。春と秋など、エアコンを使う前に一度掃除を行うようにしてください。
1. エアコンの電源を切り、電源プラグを抜きます。
2. 室外機周辺の落ち葉やゴミを取り除きます。ドレンホースの先端を確認し、詰まりがないか確認しておくと安心です。
自分でこまめにお手入れ・掃除している場合でも、取りきれない汚れやカビは生まれてしまうものです。
特に、熱交換器は自分でのお手入れが難しいため、数年使っているとカビが発生したり、汚れが溜まってしまいます。
エアコンを長く使い続けるためには、毎年〜数年に一度は業者によるエアコンクリーニングを受けると、イヤなニオイやカビの発生を抑えることが可能です。
エアコンの適切な掃除頻度は、お使いのエアコンによっても異なります。
自動清掃機能がついたエアコンなら、お手入れの回数を減らすことができるでしょう。
使用環境やエアコン機種に合わせて、きちんとお手入れをし、エアコンを長持ちさせましょう!
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